マキネッタ

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マキネッタは、蒸気圧を利用して高温のお湯でコーヒーを抽出するタイプの道具です。 小さなものでは一杯分、大きなものだと5~6杯を一気に淹れることができます。
重厚な重みや独特の外見から、インテリアとしても存在感を持ち、おしゃれなキッチン特集の写真などで見かけることも。
よく、エスプレッソ用の道具だと誤解されていますが、濃厚ではあるもののドリップコーヒー用です。

構造

最下部に水を入れる「ボイラー」と呼ばれるタンクがあり、その上に挽いたコーヒー豆をセットするバスケットが乗ります。

コーヒー豆を乗せて、最上部に取っ手とふたの付いたサーバーをつけたら完成。

全体が重量のある金属(鋳物やステンレス)でできていることもあり、完成形はかなり重量があります。
直接火にかけてボイラーの水を沸かし、水蒸気でボイラー内の圧力が高まるとお湯が上がっていく仕組みで、淹れている間も目や耳で楽しむことができる独特な構造を持っています。

マキネッタを使用したコーヒーの淹れ方

マキネッタ分解図
  1. ボイラーに水を入れる。サイズごとに淹れられる量が決まっていることが多いため、できるだけ分量を守る。
  1. バスケットに挽いたコーヒー豆をいれ、軽くならす。エスプレッソマシーンのように押し固める必要はない。
  1. バスケットをボイラーにセットする。
  1. サーバーをボイラーに取り付ける。継ぎ目がねじになっていて、サーバー側をまわしてねじ込むとうまくはいりやすい。
  1. サーバーのふたを開けた状態で直火にかける。マキネッタが小さくて安定しない場合は網をのせてから火にかけると良い。
  1. お湯が沸くとボイラー内のお湯がサーバーに上がってくる。吹き出しが強い場合は一旦ふたを閉めて火を弱める。
  1. 抽出の終了間際になると、上がってくるコーヒーが白く泡立ちバスケットからこぽこぽ音がするようになるので、火を止めて軽く冷ます。
  1. やけどに気をつけながらカップへ注ぐ。

特徴

淹れられるのはエスプレッソではない、ふたは開けた状態で火にかけるなど、意外な点の多いマキネッタですが、慣れてしまえば手軽に濃いコーヒーを淹れることができます。
入っている水の量にもよりますが思いのほか早く沸騰してしまいますので、火は小さめにして目を離さないようにしましょう。
特に小さめのものを使用しているときは過熱状態になりやすく、バスケットまで熱くなることでコーヒーの粉にまで熱が加わり、できあがりがなんとなく焦げ臭くなることも。
ぼこぼこと沸いていなくてもお湯は上がってきますので、沸騰直前くらいをキープし続けるイメージでじわじわ弱火で加熱しましょう。
使用するコーヒー粉の挽き目は細挽き~極細挽きが適しています。
通常のドリッパーで使用するような粗さで使用すると、非常に薄いコーヒーになってしまうので注意が必要です。
いま使っているミルがあまり細かく挽けないタイプであれば、購入の際にミルも買う必要があるかもしれません。

熱湯や火を扱うコーヒー器具の中でも、特にやけどしやすい道具です。
沸かしているときやカップへ注ぐときはもちろん、片付けるときにもちゃんと冷えているかどうか確認してから触るようにし、水につけるなどする前はできるだけキッチンミトンで扱ったほうがいいかも。
使用後は他のコーヒー用の器具と同じように洗剤は使用せず、ぬるま湯とやわらかいスポンジなどで汚れを落とし、しっかり乾燥させましょう。

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