他の飲み物との比較(生産地)

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コーヒーは農作物ですので、工業製品のように工場さえ作ればどこでも生産できる、というものではありません。
またコーヒーノキ、とくにアラビカ種はあまり強い植物ではなく、栽培できる条件は他の農作物と比べても厳しい方であるといえます。

そのため、コーヒーの生産地は赤道を中心に南北の回帰線までの範囲、いわゆるコーヒーベルトに集中しているのです。
(近年では科学技術の進歩やスペシャルティコーヒーなど高価値な商品の開発により、例外的に別の地域の産地も現れてきているようですが、まだまだ一般的ではありません)

これに対して、チャノキは中国が原産であり日本でも栽培されていることからも分かるように、コーヒーノキほど厳しい育成条件ではありません。

ただ、コーヒーと同じように中世ヨーロッパで流行したことから植民地での栽培が行われたため、インド、アフリカ諸国、インドネシアなど、現在でもコーヒー豆の生産国とかぶる国や地域が少なくないようです。
また、チャノキもコーヒーノキと同じように熱帯、亜熱帯気候の地域でかつ霧の発生しやすい高地の方が品質が良くなる傾向があり、特に紅茶についてはコーヒーと同じ育成条件が好ましいとされているようです。
コーヒーノキは80カ国ほどで栽培されていますが、チャノキはそれよりちょっと少ない60カ国ほど。
ただし、育成条件が緩やかな分、コーヒーよりも分散した国や地域で作られています。

現在、茶の生産量は中国がダントツのトップで、全世界の生産量の約35%を占めています。
第二位はインドで約23%、それ以降は大きく離れて数%程度となっているようです。
上位数カ国が全世界の需要の大半を担っている点は、コーヒーと共通するポイントといえるでしょう。
なお、日本の茶の生産量は全世界の約1.6%で10位となっています(2013年度)。

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