ベトナム

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ベトナムの基本データ
国名 ベトナム社会主義共和国
首都 ハノイ
人口 約9170万人
国土面積 34.6万k㎡
地域 アジア
栽培されている主な種 ロブスタ種
主な処理方法 ドライ(ナチュラル)
生産量 約146万t
主な生産地 ホーチミン近郊(東南部)、ヴィン近郊(中部)
代表的な商品名 ベトナム

ベトナム社会主義共和国は、東南アジアに位置する社会主義共和制国家です。
歴史上、何度も中国やヨーロッパからの支配を受けており、文化的にも植民地時代の名残が色濃く残っているのが特徴です。
コーヒーにおいても、1850年代から第二次世界大戦終結に至るまで植民地にされていたフランスの影響が大きいといわれています。

あまり知られていませんが、実はベトナムのコーヒー豆生産量は世界第二位。
全世界で生産されるコーヒーの約15%がベトナム産という、コーヒー界の大国なのです。
ただ、栽培されているのがほぼ全てロブスタ種であるため、レギュラーコーヒー用の豆として店頭に並ぶことがほとんど無く、インスタントコーヒー用などの「コーヒー原料」として消費されてしまうため、一般的な知名度が低いようです。

近年では政府主導でアラビカ種の栽培も増えてきているそうなので、近い未来にはブラジルグァテマラなどと並んで、ベトナムの豆が販売されるようになるかもしれません。

ベトナムの国土は南北に長く、山岳地も多いためコーヒーの栽培に適しています。
気温が高く湿潤な南部では主にロブスタ種が、台風や疫病などの脅威が比較的少ない北部ではアラビカ種の栽培がメインになってきているそうです。

ベトナムのコーヒー豆は欠点豆の割合とスクリーンサイズ(豆の大きさ)を合わせて決定されます。
欠点豆の割合が5%まででスクリーンサイズが16/14でG1、欠点豆の割合が10%まででスクリーンサイズが14/12でG2、欠点豆の割合が20%まででスクリーンサイズが12/10でG3です。
コーヒーの飲み方としては、フランスの影響から「濃いコーヒーにミルクを加えて飲む」というものですが、フレッシュミルクではなくコンデンスミルクを使用するのが特徴となっています。
これは、植民地時代には気温が高いベトナムでは生のミルクは流通が難しかったため、代用品として腐敗しにくいコンデンスミルクが使用され、やがてその飲み方が定着したのではないかと言われています。
ドリッパーとして使用されるカフェ・フィンは、ベトナム以外に台湾や中国でも使用される器具で、ベトナムが潜り抜けてきた歴史の深さを一杯のコーヒーが表しているかのようです。

ホーチミンやハノイなどの大都市には今でもフランス様式のカフェが多く、雰囲気ある店内でカフェ・スア・ノンやカフェ・スア・ダーを楽しもうとコーヒー好きの旅行客が訪れているとのこと。
東南アジアを回る旅を計画する際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ただし、同じく名物とされているエッグコーヒー(コンデンスミルクに卵黄を加えて泡立てたふわふわのカスタードクリームのようなものが乗っている)は、生の卵黄を使用していることからお腹の弱い人にとっては要注意の飲み物となっているそうです。
チャレンジする際には体調やその後の旅程なども考慮にいれて、自己責任で飲みましょう。

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