フィリピン

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フィリピンの基本データ
国名 フィリピン共和国
首都 マニラ
人口 約9230万人
国土面積 約29.9万k㎡
地域 アジア
栽培されている主な種 ロブスタ種リベリカ種
主な処理方法
生産量 約7.8万t
主な生産地 バタンガス、ミンダナオ
代表的な商品名 カペ・アラミド、バラコ

フィリピンは東南アジアに位置する共和制国家です。
7000を超える島々を国土とし、数十の民族が入り混じる国民が生活しています。
度重なる植民地化や統治国・政府の交代を経験しており、今もなお中央集権的な統一性は確立し切れていないとされていますが、第一次産業を中心とし、軽工業、サービス業など多岐に渡る産業が盛んです。

コーヒー栽培は20世紀までは国際的にもかなりのシェアを有していましたが、サビ病の大流行で壊滅状態に陥り、今現在でも生産量は回復していません。
同様の理由でアラビカ種コーヒーノキが大打撃を受けたため、栽培されている品種のほとんどはロブスタ種であり、生産性的にも経済的にもあまり重視されていないことも理由のひとつと言えるかもしれません。
ただ、近年ではスターバックスなど海外のコーヒーショップが出店してきていることもあり、国内でのコーヒーに対する関心も大きくなってきているとのこと。
需要が高まれば、また生産が拡大することもあるかもしれません。

フィリピンはリベリカ種のコーヒーノキが栽培されている世界でも珍しい国の一つです。
それらのうち大半はコーヒー農園で自家用として育てられているのみで、国内・国外ともに製品として販売されることはありませんが、セブ島のバタンガスなどいくつかの地域では「BARACO COFFEE(バラココーヒー)」の名で製品化しているようです。
BARACOとは「強い、濃い」という意味で、字義的にはいわゆるストロングコーヒーを指しますが、フィリピンでは伝統的にリベリカ種(および変種のエクセルサ種)のコーヒー豆の事を指すとのこと。
その名の通りかなりがっつりとした濃い味わいが特徴で、ブラックでも楽しめるほかカフェオレなどミルクを合わせる方式にも適しています。

フィリピン産コーヒーでもう一つ有名なのが「カペ・アラミド」。
ジャコウネコの糞から採取したコーヒー豆を製品化した、フィリピン版「コピ・ルアック」です。
インドネシアでは農園ごとに品種を分けて栽培しているため、コピ・ルアックもほぼ単一品種になるようですが、フィリピンの場合様々な品種が混ざって栽培されているため、カペ・アラミドはいろいろな品種のブレンドになっているのが大きな違いとされています。
(他に「インドネシアではジャコウネコをケージ飼いして養鶏のように生産しているがフィリピンでは野生のもののみを使用している」という主張もあるようですが、実際には禁止されているはずのジャコウネコの飼育も普通に見かけるため、完全な事実とは言えないようです)

ロブスタ種以外のフィリピン産コーヒー豆はいろいろな理由で珍しく、逆に生産者や国内マーケットはまだ成熟しているとはいえないため、確実性や品質に問題のある商品が高値で販売されているケースも散見されます。
しかし、今後フェアトレード活動などを通じて生産者などに正しい知識が行き渡れば、安心して本当に高品質なバラココーヒーやカペ・アラミドが飲める日が来るかもしれません。
生産量と品質の向上も含めて、これからの発展が楽しみな銘柄といえるでしょう。

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