キューバ

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キューバの基本データ
国名 キューバ共和国
首都 ハバナ
人口 約1100万人
国土面積 約11.1万k㎡
地域 北アメリカ
栽培されている主な種 アラビカ種
主な処理方法
生産量 約0.9万t
主な生産地 シエラマエストラ
代表的な商品名 クリスタルマウンテン

キューバはカリブ海に浮かぶ大アンティル諸島を国土とする共和制国家です。
スペイン、そしてアメリカの植民地支配が1950年代まで続いていましたが、日本でも有名なエルネスト・チェ・ゲバラらのキューバ革命によって独立し、アメリカ大陸初の社会主義国家として現在まで存続しています。

ただ、その経緯からアメリカとは長く国交断絶が続き、冷戦時代には第三次世界大戦の引き金となりかけるなど、幾度も国際的な問題の関係地とみなされてきました。
2008年にキューバ革命以来評議会議長を務めたフィデル・カストロが退任し、次の評議会議長である弟のラウル・カストロが和平外交路線をとっていることから、2015年にアメリカとの国交正常化を果たすなど近年では近隣諸国との関係も修正されつつあるようです。

キューバ革命以降、植民地時代に異常発達した製糖業に依存する経済体制を是正すべく様々な取り組みが行われてきましたが、最大の交易国であったソ連の崩壊やアメリカの経済制裁などの影響から発展が遅れ、現在でも砂糖が最大の輸出品目となっています。
ただし、その過程で有機栽培などの高付加価値農法が発展したため、近年は一部の農産物において日本やヨーロッパとの取引が盛んになってきているようです。
コーヒーもその一つで、近年日本で見られるようになってきているキューバ産コーヒーは、有機栽培や減農薬栽培をうたったものが目立ちます。
ただ、カリブ海の中央という地理的な条件からハリケーンなど自然災害の影響を受けやすく、生産量が安定しないため、まだまだ知名度は低いようです。

キューバ産のコーヒーといえば、もっとも有名なものの一つにクリスタルマウンテン(CRYSTAL MOUNTAIN/CM)が上げられます。
これはもともとトルキーノ山を中心とするマエストロ山脈付近の、水晶が採掘される地域で良質なコーヒーが栽培されていたことに由来する名前で、スクリーンサイズ18/19以上、規定量内の欠点豆数4以下という基準を満たした豆を分類するグレードを指します(誤解されがちですが、産地は問いません)。

キューバの格付けはCM以降、スクリーンサイズ18以上、欠点豆数12以下のエクストラトルキーノラバード(EXTRA TURQUINO LAVADO/ETL)、スクリーンサイズ17以上、欠点豆数19以下のトルキーノラバード(TURQUINO LAVADO/TL)、スクリーンサイズ16以上、欠点豆数22以下のアルトゥーラ(ALTURA/AL)に分類されます(ただし、コマーシャルコーヒーや自国内向けコーヒーにはさらに下位のグレードもあるようです)。
なお、クリスタルマウンテンに該当する豆は通常時で全体の3%程度と言われており、近年はハリケーンの被害によってほとんど出回らない年もあるため、かなり希少で高価なコーヒーといえます。

経済的、政治的、あるいは気象的な問題からなかなか見つけることのできないキューバ産コーヒー豆ですが、近年はネット通販などで根気強く探していれば出会えることが出来るようになってきているようです。
キューバ産は中南米の海洋側らしい特徴を持つ、マイルドで繊細な味わいが楽しめるコーヒーと言われており、中浅煎り~中深煎りと広いレンジで焙煎されています。
フレンチプレスネルドリップなどで丁寧に淹れると、華やかでやさしい香りが立ちのぼるやさしい香味を十分に味わうことができるでしょう。

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