コーヒーレシピ(エスプレッソ)

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濃厚なコーヒー液を抽出するエスプレッソは、コーヒーの持つ味わいや香りをぎゅっと詰め込んだエッセンスです。
様々な飲み物や調味料と合わさることで、さらにそのおいしさを増幅することができます。
ここでは、定番からちょっと変わったものまで、エスプレッソを使用したレシピをご紹介します!

エスプレッソ

材料

エスプレッソ 1shot~

作り方

  1. エスプレッソを抽出し、小さなカップに注ぐ

まずは何も手を加えていないエスプレッソそのものを味わってみましょう。
かなりストロングなフィルターコーヒーでも比較にならない程の強い酸味苦味甘み・・・。
濃厚なコーヒー豆本来の味わいを楽しむことができます。
一回で抽出するエスプレッソのカップ一杯分を「1shot(ワンショット、シングルショット)」と表現し、以降のレシピで使用するエスプレッソの分量も同様に表記します。
ちなみに、エスプレッソはイタリアで改良され発展したため、メニューの名前もイタリア語が多く見られ、ショットの数を「ソロ、ドッピオ」とイタリア語で数えることも多いようです。

カプチーノ

材料

エスプレッソ 1shot~
スチームドミルク 適量

作り方

  1. エスプレッソを抽出し、コーヒーカップに注ぐ
  2. スチームドミルクを作り、ミルクとフォーム(泡)が1:1になるように各カップに注ぐ

イタリア版のミルクコーヒー、というとわかりやすいでしょうか。
かつてはイタリアの朝食にかかせない飲み物として愛され、今では世界中で、朝だけでなく一日中楽しめる飲み物として飲まれています。
スチームドミルクはエスプレッソマシーンなどで熱い蒸気を使用して作るのが本来ですが、温めたミルクを「ミルクフォーマー(専用の泡だて器)」でフォームにしても手軽においしく作れます。
注ぐときにミルクを入れず、フォームだけを満たすと「ドライカプチーノ」という名前になります。

カフェラテ

材料

エスプレッソ 1shot~
スチームドミルク 適量

作り方

  1. エスプレッソを抽出し、グラスに注ぐ
  2. スチームドミルクを作り、フォームを押さえながらミルクを各グラスに注ぐ
  3. ふたをするようにフォームを上に乗せる

スターバックスなどの、シアトル系スタンドカフェで全世界を席捲した飲み方です。
実はカプチーノと材料は変わらず、ミルクの量が多くなることとミルクとフォームの比率が変わることだけが違いとなっています。
伝統的なレシピは何パターンかあるようですが、きっちりとした分量で決まっているわけではないようなので、「1:1かそれよりフォームの割合が大きいとカプチーノ」と覚えておくと間違いないかもしれません。
カフェラテ自身も、はちみつを加えて「ハニーラテ」、キャラメルソースをたらして「キャラメルラテ」、ミルクをソイミルク(豆乳)に変えて「ソイラテ」など、様々な派生レシピを持っています。

マキアート

材料

エスプレッソ 1shot~
スチームドミルクフォーム 適量

作り方

  1. エスプレッソを抽出し、カップに注ぐ
  2. スチームドミルクを作り、フォームだけを少量、各カップにスプーンなどで入れる

こちらはカプチーノの派生レシピです。
ドライカプチーノに似ていますが、フォームでカップを満たすドライカプチーノに対して、こちらはフォームをほんの少量だけ乗せるのが特徴。
エスプレッソの濃厚な味わいに、ほんの微かなミルクの甘みが加わります。
(伝統的なレシピでは「スプーン一杯分の泡」だけを加えるとなっていますが、現在ではマキアートでもスチームドミルク自体を少量いれるところもあるようですので、注文前に確認したほうが確実かもしれません)

カフェモカ

材料

エスプレッソ 2shot~
スチームドミルク 適量
チョコレートソース 適量

作り方

  1. 大きめのグラスを用意し、チョコレートソースを底にたらす
  2. スチームドミルクを、チョコレートソースを浮かせないようにそっと注ぐ
  3. エスプレッソを入れ、適時混ぜながら飲む

こちらもスターバックスなどでおなじみのメニューですね。
カフェラテにチョコレートソースの甘さが加わった、疲れているときについ飲みたくなってしまうドリンクの一つです。
底にチョコレートソースを沈めて、かき混ぜながら味の変化を楽しむのが本来の飲み方ですが、最初からがっつりとチョコレート風味を楽しみたい場合はカフェラテを淹れた上からソースをかけてもOKです。
ナッツクランチやココアパウダーなどをトッピングしてもおいしいかも。
チョコレートソースをダークチョコにし、ショットを増やせば大人の味。
逆にミルクチョコのソースを使用してショットを減らすと、お子様でも楽しめる味わいになる、懐の深いドリンクといえます。

エスプレッソ・コンパナ

材料

エスプレッソ 1shot~
生クリーム 適量

作り方

  1. エスプレッソを抽出し、コーヒーカップに注ぐ
  2. 固めに泡立てた生クリームをエスプレッソに乗せる

「コン」は乗せる、とか添えるという意味、「パナ」はクリームの意味です。
マキアートのミルクフォームの変わりに、生クリームを使用するイメージでほぼ間違いはないでしょう。
甘めの生クリームが乗ったエスプレッソは、クリームの甘さとエスプレッソの苦味が好対照で、どこか懐かしい味。
そう、昔喫茶店などでよくメニューにあった「ウインナーコーヒー」に近いイメージです。
それもそのはず、ウィーンではカプチーノのフォームを生クリームに変えて飲むこともあるとのこと。
フィルターコーヒーにクリームを乗せるのみ方はしない、ということですので、恐らくこちらが日本に伝わる際に変化したのでしょう(伝来当時の日本人で、エスプレッソとフィルターコーヒーの違いが分かる人はほとんどいなかったでしょうしね)
ちなみに、生クリームは砂糖を加えるレシピと加えないレシピがあるようですが、圧倒的に加えるほうが人気のようです。

アメリカーノ

材料

エスプレッソ 2shot~
お湯 適量

作り方

  1. エスプレッソを抽出し、大きめのコーヒーカップやマグなどに注ぐ
  2. エスプレッソとお湯が1:4程度になるようにお湯を注ぐ

国名・都市名シリーズ第一弾、アメリカーノです。
第二次世界大戦中に、浅煎りで薄めのコーヒーに慣れていたアメリカ人の若い兵士が、遠征先のヨーロッパで飲んだエスプレッソに慣れずお湯をさして飲んだ、という逸話を持つドリンクです。
真偽は不明ですが、当時アメリカで飲まれていたコーヒーがエスプレッソより濃かったということはないでしょうから、十分ありえる話と言えます。
フィルターコーヒーにお湯をさす「アメリカン」も、ここから派生したと考えられているようです。
お湯で薄めてあるとはいえ、レシピの割合で作るとフィルターコーヒーに比べてかなりストロング。
酸味や苦味がかなり際立つ飲み物ですので、つらい場合は無理をせずお湯の量を増やすか砂糖やミルクを入れましょう。
ショットを調整することで、お好みの濃さにすることもできます。

ロマーノ

材料

エスプレッソ 1shot~
レモンピール 適量

作り方

  1. エスプレッソを抽出し、コーヒーカップに注ぐ
  2. レモンピールでカップのふちを擦り、香りをつけたあと飾り付ける

国名・都市名シリーズ第二段は、ロマーノ。
レモンピールで香りを添えるだけという、シンプルなレシピです。
エスプレッソの豊潤な香りと、レモンの爽やかな香りが交じり合って立ち上り、飲むのがもったいないくらい。
香りが足りないな、と思ったら、飾り付けてあるレモンピールをつまんで、再度ふちにこするか、エスプレッソに向かって軽く絞ると香りが増します。
ただし、あまりやりすぎるとせっかくのエスプレッソの香りが台無しになってしまうので、注意しましょう。

リモーネ

材料

エスプレッソ 1shot~
レモンピール 適量
レモン果汁 適量

作り方

  1. エスプレッソを抽出し、コーヒーカップに注ぐ
  2. レモンピールでカップのふちを擦り、香りをつけたあと飾り付ける
  3. レモン果汁を少量エスプレッソに振りかける

こちらはロマーノの派生レシピです。
レモンピールの香りに加え、レモン果汁の酸味がエスプレッソの味わいに複雑さを追加します。
コーヒー系の味わいに柑橘の酸味、となるとちょっと想像しづらいかもしれませんが、実際に飲んでみると納得のおいしさです。
こちらも、果汁を入れすぎると不要に酸っぱくなってしまっておいしくないので、ほんの数滴だけたらして飲んでみて、足りなければまた数滴追加する、という形をとったほうが無難かもしれません。

クバーノ

材料

エスプレッソ 1shot~
砂糖 適量

作り方

  1. エスプレッソマシーンに挽いたコーヒー豆をセットする際に、砂糖を一緒に入れる
  2. 1を抽出し、コーヒーカップに注ぐ

国名・地名シリーズ第三段、クバーノ。
クバーノは「キューバ風」という意味です。
なんとエスプレッソに何か手を加えるのではなく、エスプレッソマシーンポルタフィルターに粉と一緒に砂糖を入れてしまうという大胆なレシピ。
しっかりと混ざり合ってかなり甘いエスプレッソが抽出されます。
通常のエスプレッソと同じように、淹れたらすぐに飲みましょう。

アフォガード

材料

エスプレッソ 1shot~
アイスクリーム 適量

作り方

  1. エスプレッソを抽出する
  2. アイスクリームを盛り付け、食べる直前に熱いエスプレッソをかける

日本でもかなり有名なレシピ。
飲み物というより、デザート感覚で楽しめるメニューです。
冷たくて甘いアイスクリームを、熱いエスプレッソのほろ苦い濃厚な味わいが引き立てます。
少量のエスプレッソをソースとして使用する方式と、ある程度食べ進めたあとでエスプレッソを追加し、甘いドリンクとして楽しむ方式があるようです。
アイスクリームも通常はバニラアイスですが、ラムレーズンやチョコレート、種類によっては抹茶アイスなども合います。
まだの方はぜひお試しください。

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