価格について|スペシャルティコーヒー4

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4、価格について

生産から小売に至るまでの確実性や製品自体の品質を保つ必要があるため、スペシャルティコーヒーは一般的なコーヒー豆に比べて必然的にコストがかさみ、販売時点での価格が高めに設定されているのが普通です。
実際、品種や生産国によっては、同じ種類の豆でも倍近い価格差がついてることも珍しくありません。
スペシャルティコーヒーの意味を知らずに見ると、同じような豆でなぜこんなに値段が違うのかと不思議に思うこともありますが、実際にかかっている手間やコストからすると、むしろこの程度の差でよいのだろうかと考えてしまうかもしれませんね。
もちろん、高価だからといって必ずしも良いものであるとは限りません。
特に最近ではスペシャルティコーヒーという言葉だけが広まってしまい、その実際の意味を知らない消費者が多いことから、「スペシャルティ」と銘打っておけば多少高くても売れると考え、厳密な基準を設けずに、あるいは本来の価値以上に高い値段設定をしている販売店もあるようです。
実際に消費者側にも、スペシャルティと書いてあるのだからとそれ以上細かく考えずに選ぶ傾向があり、必要以上に高い代金を支払っているケースも少なくありません。
スペシャルティコーヒーには本来、「コストをかけて良質なコーヒーを生産してくれている生産者に相応の対価を支払う」というフェアトレードの理念も含まれています。
スペシャルティコーヒーが一般的なコーヒーより高価なのは、生産者や流通を担う業者に正しい賃金が支払われているからであるべきなのです。
低価格で仕入れた商品を、通常より少しだけ多めにハンドピックしたりちょっと立派なパッケージに詰めたものがスペシャルティとして流通してしまうことは、その理念の妨害にもなりかねません。 本当においしいコーヒーを購入するための自衛手段としてはもちろん、今後も優良な生産者が高品質なコーヒーを栽培し続けられるよう、認定基準の明確な、信頼できる販売元から購入するようにすべきだといえるでしょう。

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