カフェを知る②:お店を見渡す|カフェを楽しむ5

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カフェを知る②:お店を見渡す

おいしいコーヒーが飲めてほっと一息つけたら、お店の中を見回してみましょう。
とはいえ、別に何かあらを探したり秘密を見抜こうというわけではありません。
カフェはその空間もご馳走の一つ。
おいしいコーヒーを引き立ててくれる雰囲気のいい内装や小物には、お店側からのいろいろな思いがこめられています。
例えば、照明が控え目になっているお店ではおしゃべりや読書ははかどらないかもしれませんが、ゆったりとした落ち着いた時間をすごすことができるでしょう。
また、大きめのテーブル席がいくつもあるなら、大人数でわいわい楽しめるように配慮されているのかもしれません。
椅子やテーブルの高さからは、仕事や勉強で使って欲しいのかただくつろいで欲しいのか、あるいは自由な発想で楽しんで欲しいのか、といったメッセージを受け取ることができます。

高さのあるカウンター席や壁面の大部分を占める窓などは、忙しいビジネスマンたちが限られた時間の中でさっとコーヒーブレイクに立ち寄られる雰囲気を持っていますし、深く腰掛けられるソファがあるなら本などを持ち込んで時間を忘れてくつろぐのも良いでしょう。
それらは強制されることではもちろんありませんが、人の出入りの激しい都市部の中心地にあるようなお店を除けば、だんだんその店の雰囲気に沿った客層に利用されるようになるもの。
お店側のコンセプトが自分に合うかどうかは、繰り返し利用する際にもストレスなく利用できるかどうかにかかわってくると言えます。

メニューを開いてみると、その内容や構成からお店側の考え方を汲み取ることもできます。
ストレートコーヒーの種類が豊富だったり産地や品種、焙煎度合別に分類されていたりしたら、それぞれのコーヒー豆の特徴にこだわったコーヒーが期待できるでしょう。
それぞれのコーヒーに「マイルドで飲みやすい」「苦味が強くどっしりとした味」「紅茶のように香り高い」といった説明文がついていれば、普段あまりコーヒーを飲みなれていない初心者の方にも楽しんでもらいたいという気持ちが伝わってきます。
コーヒー以外の飲み物が豊富であれば、肩肘を張らず日常使いで利用できるでしょうし、フードメニューが充実しているなら喫茶だけでなく食事も試してみても良いかも。
そして全体の価格帯からは、カジュアルに利用するお店か、時々特別な気分になるために入るお店かが判断できるでしょう。

頼んだコーヒーを実際に淹れてくれるのを見るのも忘れてはいけません。
ある程度以上の専門店やこだわりのカフェであれば、カウンター内の見えるところで入れてくれるケースが多く、コーヒーが抽出されていく様子を観察することができます。
違いのわかりやすい三角ドリッパーでの淹れ方はもちろん、他の道具を使用するかどうか、メーカーはどこか、お湯の温度やコーヒー粉の粒度、抽出にかける時間などもお店ごとにまったく異なり、どんな理論にそってどんなおいしさを引き出そうとしているかがもっとも表れる瞬間といえるでしょう。

ミルクピッチャーやシュガーポットなどの取り扱いもチェックすべきポイントです。
お店によってはできるだけコーヒーそのものを楽しんで欲しいという観点から、言わないとミルクも砂糖もつかないところもあります。
ミルクがフレッシュミルクかコーヒークリームか、砂糖はどんな種類のものが備えてあるかからも、コーヒーをどう楽しんで欲しいか、というお店側の姿勢が分かるでしょう。

もしタバコの煙が苦手なようなら、灰皿の有無や分煙の状態も確認しましょう。
最近のカフェでは完全禁煙のお店も増えてきていますが、特に一定以上の年齢の人にとってはおいしいコーヒーとタバコは切っても切れない組み合わせになっていることもあり、客層によっては喫煙がまったく制限されていない所もあります。
入店時に喫煙の可不可と、可能な場合は分煙の状況を尋ねてみると良いでしょう。

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