必要な資格を取得する|カフェを始めるには⑤

必要な資格を取得する

必要な資格を取得する

資金調達、経費等の計算が終わり、入居する物件が決まったら今度は開業に向けて必要な法律上の手続きを始めましょう。
これは大きく分けると「必要資格の取得」と「届出」の二つに分けられます。
そのうちまず手をつけておきたいのは、資格の取得です。
カフェを経営する場合、その形態によって必要になる資格がいくつかあります。
食品を扱うための許可を得る必要もあります。
中には取得するのに若干時間がかかるものもありますので、オープン直前に駆け込みで取るのではなく、余裕を持ったスケジュールで取得しましょう。

まず、飲食店を経営するために「飲食店営業許可」を取得します。
これは、その地域を担当する保健所に申請して、お店をチェックしてもらうことで取得することができる許可です。
そのため、入居する物件が決まり、ある程度内装や機械のイメージが固まった所で申請せねばなりません。
(ただし、着工してしまってからだと変更が難しくなるため、一般的には計画図面を持って保健所をたずねることになります)
また、調理師免許を持っているなど免除要件を満たしていないならば、食品衛生責任者の資格を取っておく必要もあります。
これは地域の食品衛生協会が開催する食品衛生責任者養成講習に参加すれば簡単に取ることができますが、この講習は月に2,3回、決められた日程で開催されますので、自分の都合に合わせて取りにいく、ということはできません。
飲食店営業許可の審査にも日数がかかりますので、余裕をみてスケジュールを組む必要があります。

コーヒーや軽食だけを出す場合は問題ありませんが、生ものなど特殊な食材を提供する場合は専用の資格が追加で必要になる場合もあります。
意外なところでは、自家製パンやクッキーなどをお店で提供する分には問題ないのですが、テイクアウトをするには「菓子製造業許可」が必要なケースが多いようです。
生の肉や魚の提供はカフェではあまりないとは思いますが、地域的な名産品だったりレストランを兼ねるようなお店の場合は注意が必要なものもあります。
もし、バーを兼ねる形態のお店など深夜0時以降にお酒を提供する予定があるなら、「深夜酒類提供飲食店営業」の届出を管轄の警察署に出す必要があります。
許可を得るには専門的な図面や書類が必要になるので、予定がある場合ははやめに警察署に相談して準備を始めたほうが良いかもしれません。
喫茶店などの飲食店の場合、満席までお客さんが入った状態で店員も含めて30人以上になる場合は、「防火管理者」を置く必要があります。
これはお店の規模によって乙種か甲種の防火管理者の資格が必要になりますので、事前に地域の消防署などに相談して必要な講習を受けておきましょう。

また、資格ではありませんが、コーヒーを淹れる技術やカフェ経営のノウハウを教えてくれる塾のようなものもあります。
時間とお金が余分にかかることになりますが、一からカフェの開業準備や経営の注意点などを教えてくれるため、ややこしい資格取得条件などについても相談することができ、取得漏れを防ぐことができます。
コーヒーの淹れ方について自信をつけたり経営についての不安をぬぐいたいなら、他の準備の前に参加してみても良いかもしれません。
ただし、中には若干悪質な業者もあるようですので、事前に評判などは確認するようにしましょう。

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