コーヒーを持ち出す|屋外でコーヒーを楽しむ1

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コーヒーを持ち出す

一番手っ取り早いのは、家で淹れたコーヒーを外へ持ち出すことです。
一旦サーバーなどに抽出したコーヒーを、口がしっかりと閉まる容器に入れて持って出ます。
手軽に飲めることを重視するなら、一人分のコーヒータンブラーが良いでしょう。
これはプラスチックでできた縦長の容器に、ワンタッチで開閉できる飲み口付きのフタがついたもので、いちいち両手でふたを開けなければならない容器よりも簡単に飲むことができます。

断熱性が高めてあるものやフタが洗いやすいもの、容量に細かくバリエーションがあるシリーズなど、いろいろな製品が販売されています。
ただ、断熱性が高いとはいっても軽量なプラスチックタンブラーではやはり限度があり、長時間の保温が必要な用途には向いていません。
片手で扱えるほどの利便性までは必要とせず、逆にしっかりとした保温を求めるのであれば、一人用の水筒が良いかもしれません。
近年は真空構造を利用した断熱方式を採用した製品が主流で、金属製であるにもかかわらずプラスチックタンブラーと変わらないくらい軽量ながら、半日以上経っても湯気が上がるほどの熱を保てる保温力が魅力となっています。
使い方は商品ごとに多少異なりますが、基本的には外フタをはずした後、スクリュー式の内フタを開き、直接口をつけるか外フタやコップに注いで飲みます。

飲み口の小さい穴以外はふさがれてしまうタンブラーに比べて、よりコーヒーの香りを楽しめる方式といえるかもしれません。
タンブラーも水筒も、コーヒーを注ぐ前に容器を熱湯ですすいでおくと内部の温度が上がり、コーヒーの熱が奪われることを防止することができます。

しかし、本来ドリップコーヒーは抽出直後からどんどん劣化していってしまうもの。
密封してあるとはいえ、朝に詰めたコーヒーを夕方にも変わらない味で楽しめるかというと、ちょっと難しいと言わざるを得ません。
長い時間経ってから飲むことが想定される場合には、ペルー式のやり方で淹れると劣化を最小限にすることができます。
ペルー式は、ドリッパーでの抽出の前半に落ちてくる非常に濃いコーヒー液だけを取り分け、そこに適量のお湯を注ぐことで通常の濃さのコーヒーとして飲む方式です。
現地では、この濃いコーヒー液の状態で小瓶やミルクピッチャーのようなものに入ったものと、カップに満たされたお湯が別々に出てきて、客が自分の好みの濃さに調整して飲んでいるとのこと。

つまりそんな状態で長時間置いておけるほど、劣化が遅いのです。
この方式で持ち出す場合は、タンブラーなどに適量注いで持つか、カップなどとは別の少量入る瓶などにつめていくといいでしょう。
飲む際にはお湯を調達する必要がありますが、半日以上たった後でも、ほとんど劣化のない熱々のコーヒーを楽しむことができます。

ホットコーヒーを冷やしたものでははなく、最初から水で出したコーヒーは、比較的味や香りの変化が少なく、持ち歩きに適したタイプであると言えます。

タンブラーであれば数個の氷を入れて、断熱性の高い水筒であればしっかり冷えていればそのまま詰めてもいいでしょう。
暑い時期のウォーキングやドライブ中に、ごくごく飲めて口の中と気分をすっきりさせてくれるアイスコーヒーはもってこいです。
出先で熱源が確保できるなら、沸騰しない程度に温めてホットコーヒーにしてもおいしく飲むことができます。

もし、きちんとドリップしたコーヒーにこだわらないのであれば、ポーションや小分けになったインスタントコーヒーなどを利用すると良いかもしれません。

味わいはどうしても数段劣ってしまいますが、事前の準備などもほとんどいらず、しかも数ヶ月以上保存しておくことができます。
職場のデスクなどに常備しておけば、思い立ったときにいつでもコーヒーを楽しむことができますし、登山など装備品の重量が厳しく制限される状況でも、お湯さえ調達できるなら数回分を持って行くことが可能です。
昔は代用品にもならないほどまずい製品がほとんどだったようですが、近年では技術の進歩によってかなりおいしいと言えるものも出てきているとのこと。
ただ、ブラックで飲むとどうしても違和感を感じてしまいがちなので、ミルクや砂糖を上手に使ってカフェドリンク風にしたほうが良いかもしれません。

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