ウガンダの基本データ |
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国名 | ウガンダ共和国 | |
首都 | カンパラ | |
人口 | 約3490万人 | |
国土面積 | 23.6万k㎡ | |
地域 | アフリカ | |
栽培されている主な種 | ロブスタ種 | |
主な処理方法 | ウォッシュト、ドライ(ナチュラル) | |
生産量 | 約19万t | |
主な生産地 | ブギス | |
代表的な商品名 | ウガンダ・ロブスタ |
ウガンダは中央アフリカに位置する共和制の国家です。
豊かな資源を有する、国土に恵まれた国ですが、幾度となく繰り返された戦乱やクーデターなどにより開発や発展が遅れ、現在はあまり豊かとはいえない国となっています。
ロブスタ種の発祥の地とされ、現在でも野生のロブスタ種が発見されることがあるとのこと。
人口の1/10以上がコーヒー産業に従事しており、年間輸出額の約3割がコーヒーとなっています(2002年度統計)
南部にある巨大なビクトリア湖沿岸はロブスタ種の育成に適したローム質となっており、通常でも生産性の高いロブスタ種をさらに育てやすくなっているようです。
現在はアラビカ種の栽培も増えてきており、処理方法もウォッシュトが多く見られるなど、差別化に向けた取り組みが行われています。
本来低地向けといわれるロブスタ種を高地で育てていることもあり、ウガンダのロブスタは他の地域の低品質なものとは一線を画す、マイルドでおいしい豆として高い評価を得るようになってきているとのこと。
ヨーロッパではエスプレッソに最適なコーヒー豆として人気を博しているようです。
さらなる品質向上に向けた動きの最大の障害は、施設や高性能な器具などを導入できない、事業者に貸付を行える組織がないなどの経済的な問題でしたが、近年では農業組合やサードウェーブに連動した海外からの直接買い付けなどが行われるようになってきており、状況が改善しつつあるようです。
近い未来、本来のポテンシャルを発揮しさらに高い評価を得るようになったウガンダのロブスタが、日本でもメジャーになる日が来るかもしれませんね。