ブルンジの基本データ |
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国名 | ブルンジ共和国 | |
首都 | ブジュンブラ | |
人口 | 約1040万人 | |
国土面積 | 約2.8万k㎡ | |
地域 | アフリカ | |
栽培されている主な種 | アラビカ種 | |
主な処理方法 | ウォッシュト | |
生産量 | 約3.6万t | |
主な生産地 | カヤンザ、キリミロ | |
代表的な商品名 | ブルンジ・ブルボン |
ブルンジは、中央アフリカに位置する共和制の国家です。
ドイツ、ベルギーの植民地を経て1962年に独立しましたが、国内での民族間対立が深刻でたびたび衝突を繰り返しています。
クーデターによる政権奪取や多数の死者を出す抗争が何度もあるなど、治安と政治不安から産業の発展が遅れ、一人当たり年間GDP(国民総生産)が600ドルという、世界でもっとも貧しい国の一つに数えられます。
コーヒー栽培はブルンジの最重要産業で、輸出総額の8割以上(年度によっては9割近く)をコーヒー豆が占めているとのこと。
国民の55%にあたる人々がコーヒー産業に関わっているとされ、生産地も東南部を除く国土のほぼ全域に分布しています。
栽培されているのは90%以上がアラビカ種。
特に原種かそれに近いブルボンが大半と言われています。
生産者は数人で運営するような小規模な農園がほとんどですが、貧しさから肥料や殺虫剤、機材などが買えないため、基本的に有機栽培で収穫や処理も手作業になります。
そのため、工業的な大量生産にくらべて高品質なコーヒー生産が可能であるとされていますが、実際には教育や指導が行き届いていないことや流通に問題があることなどから、国全体での品質向上にはまだまだ課題があるといえます。
現在、国際的なコーヒー産業支援プロジェクトなどの支援やカップオブエクセレンス(COE)の開催など、国際市場で評価される品質を目指した取り組みが多数行われています。
ブルンジのコーヒーはたっぷりとした甘みがあり、他のアフリカ産のコーヒー豆に比べて酸味が穏やかなのが特徴です。
風味が豊かな分どっしりとした重みがありますが、深煎りにしても嫌な苦味や癖が出にくく、ストロングなコーヒーが苦手な方にも飲みやすいかも。
特徴的にミルクとの相性も良いので、カフェオレやラテとして飲むのにも良いでしょう。