焙煎した豆をコーヒーとして飲むためには、抽出に都合のいい状態にまで細かく砕いてやる必要があります。
最初期、コーヒーがイスラムの世界で飲まれるようになった頃は、すりこぎのようなものですりつぶして飲んでいたそうですが、現代ではミルと呼ばれる専用の挽砕器を使用するのが一般的です。
他のコーヒー器具と同様に、世界中の様々なメーカーが機能もデザインも多種多様なものを製造していますが、それらはまず「手動式」と「電動式」に分けられ、さらにコーヒー豆を挽くための機構の違いで「ロール式」「ブレード式」「臼歯式」「カット式」に分類できます。
ここではそれぞれの特徴を見ていきましょう。