手動式と電動式
読んで字のごとく、人力で動かすか電気の力で動かすか、という点が違います。
手動式は小型、軽量なものが多く持ち運びに便利です。
いちいち電源を確保しなくてもいいので、豆を入れたらすぐに使用できます。
ただ、コーヒー豆を挽くのは思いのほか力が必要で、時間もそこそこかかってしまいます。
製品によっては豆が内部で頻繁に引っかかり、思うように挽けなくていらいらしてしまうことも。
また、挽くときの力のかかり方やスピードのむらが、そのまま挽きむらとなってあらわれてきてしまうため、どうしても完全に均一な挽き方は望めません。
その点、電動式は力のかかり方もスピードもほぼ一定ですので、歯の構造が同じであれば手動式よりも均一な仕上がりになりやすくなっています。
電気が動力ですので疲れることもなく、短時間で簡単に挽くことが可能です。
デメリットとしては、どうしても手動式に比べて大きく重くなりがちであることと、電源が確保できないと使用できない、という点があげられるでしょう。
特にサイズは安定した性能のものほど大きくなりがちで、個人で使用する場合キッチンに据えておけるスペースがあるかどうかがネックとなります。
掃除やメンテナンスなども手動式に比べてしっかりとせねばならないことが多く、気軽に使用したいという方には向かないかもしれません。