エクアドルの基本データ |
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国名 | エクアドル共和国 | |
首都 | キト | |
人口 | 約1400万人 | |
国土面積 | 約28.4万k㎡ | |
地域 | 南アメリカ | |
栽培されている主な種 | アラビカ種、ロブスタ種 | |
主な処理方法 | ウォッシュト | |
生産量 | 約0.8万t | |
主な生産地 | マナビ | |
代表的な商品名 | グレートマウンテン |
エクアドルは南アメリカ西部に位置する共和制国家です。
本土領地の他、太平洋にあるガラパゴス諸島を有しています。
スペインの植民地となったあと大コロンビア連邦共和国に併合され、1830年には現在の形に独立しました。
国境を接するペルーやコロンビアとは領地問題などで近年まで緊張状態が続き、特にコロンビアとの国境付近での小競り合いは付近の情勢不安にもつながっています。
石油資源はあるものの地理的・環境的な条件に恵まれず、基本的には農業国です。
一人当たりGDPはけして低いほうではありませんが、農地の所有権の問題などがごく最近まで続いていた関係で、農業従事者の生活水準はあまり高くありません。
ただ、2009年以降は未使用農地の再分配などが進んでおり、特にコーヒーなどの小規模農園の成長が期待できる状態となっています。
エクアドルのコーヒー豆は、主にヨーロッパへと輸出されており、日本では今のところあまりメジャーではありません。
ただ国名通り赤道直下に位置する国で、国土中央に山脈を抱える山がちな農地を持つなど、コーヒー栽培における好条件は整っており、参入する農園や機材、技術などが増えていけば、品質も生産量も向上が期待できます。
実際、近年は国際的なコンペティションもひらかれるなど、スペシャルティコーヒー市場での存在感は増してきているようです。
「ガラパゴス諸島産」など、日本でも注目の集めやすい産地もあるため、今後は国内で見かけることも多くなっていくかもしれませんね。