準備|焙煎の流れ(自家焙煎の基本)1

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1、準備

「一回だけ体験したい」「おいしくならなくても気にしない」「その時ごとの気分でやりたい」という場合は、道具を揃える以外の準備は特にありません。
コンロなどの熱源と自家焙煎器、ざるとうちわ、そして生豆だけ手元に置いたらすぐに次のステップに行きましょう。

でも、せっかく自家焙煎をするのであれば、「自分にとっておいしいコーヒー」を目指してみたいもの。
たまたまおいしくできた、というのも楽しいものですが、狙って好みの味わいを出すのであれば、しっかりとデータを取ることも大切です。
できれば専用のノートを作り、日付、気温と湿度、の種類、焙煎前の豆の重量などを記録。
豆の変化にかかる時間も記録するため、ストップウォッチなども用意します。
焙煎前の生豆の様子を写真に撮っておくのもいいかもしれません。
おいしくできた豆を次回以降も再現するのに役立つのはもちろん、残念な失敗を避けるためにも、それらの情報は効果的です。

生豆は袋から出してそのまま使用するのではなく、お皿などにあけてハンドピックをしておきます。

虫食い豆欠けた豆、形が大きく崩れている豆、色のおかしい豆(未熟発酵など)といった「欠点豆」が混ざると、仕上がったコーヒーの味わいや香りも悪くなってしまうので、できるだけ丁寧に取り除きましょう。

グレードの高い高級な豆や販売店の努力によっては欠点豆がほとんどないものもありますが、なかにはかなりの量を取り除かねばならないこともあるようです。
一度にたくさんの豆を購入していて今後何度も焙煎をするつもりであれば、豆のサイズもある程度揃えていくと仕上がりが断然違いますので、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。
チェックをクリアした生豆から必要な分量を量りとったら準備完了です。
ちなみに、はじいた欠点豆は基本的に捨ててしまいますが、しばらくとっておいてある程度たまったところで欠点豆だけを焙煎して飲んでみるのも一回だけなら面白いかもしれません。
その味や香りを体験したら、ちょっと面倒なハンドピック作業にも気合が入るようになるかもしれませんよ。

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