カッピングのポイント|カッピング2

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もっとも気をつけるべきなのは、「条件をできる限り合わせること」と「それぞれのコーヒー豆の味や香りが混ざらないようにする」ことです。
豆はしっかり重量を量り、挽き残し、の入れ残しがないように気をつけましょう。

お湯も同様にまったく同じ形のカップに同じところまで注ぐか、メジャーカップなどを使用して量ります。
一度に沸かしたものをゆっくり注いでいくと、最初のカップと最後のカップでずいぶん温度が違うということもありうるので、手早く注いでいきましょう。
粉を挽く際の混入防止はもちろんですが、かき混ぜたり掬い取ったりするスプーンも共有すると味と香りが移ります。
それぞれのカップに専用のスプーンを用意するか、面倒でもその都度水ですすぐようにしましょう。

何度も繰り返しテイスティングすることになりますので、3で付箋を貼る際にはしっかりと貼り付けます。
途中ではがれたりしないようにセロハンテープなども併用したほうがいいかもしれません。

クラストを崩さないようにするため、6でお湯を注いだあとはしばらく動かせなくなります。
カップ同士が近すぎると、7で香りを確認する際にどれがどのカップの香りか分かりづらくなりますので、適度に離して置きましょう。
テイスティングする際には、その都度軽く水で口をすすぐと味わいの混同が避けられます。

それでも同時にたくさんの種類を比べていると、だんだん味覚や嗅覚が鈍って違いが分からなくなってきますので、最初は3~4種類程度から始めたほうがいいかもしれません。

いかがですか?
ちょっと難しそうに見えるかもしれませんし、実際はじめのうちは(特に特徴の似た豆を選択してしまうと)大きな違いが感じ取れずとまどうかもしれません。
それでも何度も繰り返し嗅いだり口に含むうちに、だんだんと味や香りに差があることが分かってきます。
苦さの度合いは?
酸味の感じは?
口に含んだとき、舌に触れたときや喉を通るときの質感は?
その変化は?
「どのコーヒーも同じような味に感じる」というところからスタートしたのであれば、最初は「違いがある」ということが分かるだけでも十分と言えるでしょう。

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