7.ふくらみが少し落ち着いてきたら、少し広い範囲にお湯を注ぐ
一回目のお湯で始まった粉面の膨張が落ち着いてきたら、中心から外側に向かって円を描くようにポットを動かしながら、さっきより少し広い範囲にお湯を注ぎます。
最初のふくらみの中心をつぶして、その範囲を広げるようなイメージで注ぎましょう。
豆全体の温度も上がり、一回目よりも大きく膨らんできます。
もしここまでで豆が膨らんでこない場合、お湯の温度が低すぎるか注ぐ量が少なすぎる、そして豆の鮮度が低すぎる、などの要因が考えられます。
特に、すでに挽かれた状態で袋詰めで売られている商品などは、買ってきた時点で鮮度がかなり低くなっている可能性が高く、お湯を注いでも膨らんでこないばかりかすりばち状に落ち窪んでしまうことも。
こうなると、どんなにドリップの練習をしてもおいしいコーヒーは望めませんので、できるだけ鮮度の高い豆を購入しましょう。
お湯を注ぎ始めてから、この工程まででおよそ2~30秒程度。
二回目の膨らみが落ち着いてきたら、蒸らしは完了です。